また今回もいい話でしたが……嘘をつけない桃井タロウの特徴を活かしたエピソードともいえました。
二人羽織のコミカルさがこういう形で出てくるとは、やっぱり上手いなーと感じます。
そして今回のヒトツ鬼は誰が変身したものか事前には語られませんでした。
エピソード的にはバレバレ感もあったのですが……「生き甲斐が欲しい」という欲望で変身したというのも深さを感じます。
母親が子供に、母親の思いを押し付けてしまう……それが挫折に繋がって、息子が家出するも、生き甲斐がポッカリ空いてしまう……。
押し付けは確かに良くないことでもありますが、それでもしっかり子供に身についているものなのでしょう。ヒトツ鬼から戻った息子は、家に戻り、またピアノを生き甲斐としていくようでした。
一時の感情で投げ捨ててしまった息子、タロウ達との話を通じて自分の過ちに気がついた母という話が、こんな料理方法になるんですねぇ。
というか、マスターなんでもできちゃってるし、桃井タロウも一目でピアノマスターするし……超人ですよw