仮面ライダーセイバーの物語、このエピソードで一旦の完結となりました。
「物語の結末は俺が決める」というのが決め台詞でしたが……全知全能の書に書かれた運命に抗い、新しい全知全能の書、新しいワンダーワールドを生み出す存在にまでなってしまいました。
これまでの戦いを積み上げたような最終決戦。ルナと聖剣の力で生まれた新しいワンダーライドブック「ワンダーオールマイティ」は、全てのワンダーライドブックの力を使えるもの……まぁ新しい全知全能の書であれば、そうなるはずですね。
ストリウスのグリモワールはまだ「全知全能の書に最も近い状態の本」でしたから、この力であれば、強力な力にも対抗できたということになります。
この戦いでタッセルを含む始まりの5人から続いた全知全能の書をめぐる戦いが終わり、新たな世界に、交代されたということになるのでしょう。新しい全知全能の書には、余白もたっぷりあるとのこと。何が起こるかわからない、混沌とも言える状態かもしれませんが……そこも飛羽真を信じれば……ということなんでしょうか。
セイバーの物語は要素が多岐に渡り、下手すると収まり切らないほどになりそうでしたが……小説家である飛羽真の力で、うまく収めることができたのかと思います。
しっかりまとめ上げることが作品を作る人にとっては大事なことであり、必要な力だと思います。それをセイバーのストーリーの中でやって遂げたのが、小説家・神山飛羽真だったのかもしれません。
若干メタな感じにもなりますが……心残りない形に収まったかと思います。
さて……次回は増刊号、後日談というよりはコラボ回ということで……リバイスの世界がとうとう地上波にやってくるようです。
どう繋がっていくのか楽しみになってきました。
ということで、この状況の中、そして50周年の節目ということもあり、さまざまなハードルもあったと思いますが、また一つ歴史が刻まれたことがファンとしては嬉しく思います。
スタッフの皆様、キャストの皆様ありがとうございます。
また次の時代もぜひ刻んでいって欲しいと思います。