ヒメノが継承していた王の力が生命を刈り取る力、医療をつかさどるイシャバーナの対局の力ということで想像ついたのですが、ジェラミーの力が想像ついていませんでした。
ただジェラミー自体は勇者の血を引くものではありましたが、そもそもバグナラクの王から継承したわけでなく、バグナラクの対局の力というわけではなかったのかなと思います。
で、その力が不老不死。
だからずっと若いままで語り部として生きていたんですね。
不死に関する話題が多いここ最近……ダグデド、ギラ、そして今回の宿敵であるグローディ天野。
そしてその反面としての命の儚さと美しさ……強いテーマ性を感じました。
ヒメノとジェラミーの涙のシーンもなかなか深く、美しい情景になってたと思います。
グローディ天野の正体も明らかになっていました。
ヒメノが命を刈り取っても、グローディには効かない……理由はそもそも生きていないから。
自分自身が自分自身の能力で生かされている死者でした。
だからこその不死……この禍々しさよ……キングオージャー濃い!
そして不死の死者に対抗する方法も重い……ジェラミーの不死の力をヒメノが刈り取り、それ自体をグローディに移植するというファンタジーと医療が融合した方法となりました。
生を得たグローディの動き……「神になったような気分だ」と言い、起こした再度の神々の怒り……ちゃんとここにも戻ってくるのも上手いなと……。
いやホントウマい!