グリオンの目的は地球上の万物を全て黄金に変えて、その中でひっそりと生きることでした。
そもそも錬金術は、万物が4大元素で成り立っているという考えを元に、それを組み合わせてなんとかすれば何もないところから黄金ができる…という仮説によって研究されたもの。
もちろんそれ自体は誤りだったのですが、現代の化学の元となる考え方になったのも事実です。
それをするためにとった方法が暗黒の扉を開けること。
必要なものがドレッドドライバー、10枚のレベル10のケミー、そしてガッチャードライバーでした。
グリオンがいうには、宝太郎にマルガムをけしかけて、ガッチャードライバーを育てていたということらしいです。
錬金術の副産物で生まれた生命体がケミー。
それらと心を通わせる宝太郎……宝太郎だからこそ、ケミーたちに発破をかけることもできる。
グリオンの力に拘束され、苦しむケミーたちはその声に応え、自らの意思で闇の力から抜け出しました。
そこでさらなるケミストリー。
ホッパー1がレベル10のクロスホッパーにレベルアップ。
テンライナーとクロスホッパーで変身することでプラチナガッチャードに変身しました。
これもまた錬金術……卑金属であるアイアンから貴金属であるプラチナへ……。
この力でグリオンの野望を打ち砕き、錬金アカデミーをも救う結果になりました。
この流れで気になるのは……倒されたグリオンを飲み込んだような闇の扉の中にいた存在もそうなんですが……個人的にはラケシスです。
ミナト先生に助けを乞い、冥黒の三姉妹から袂を分つ行動……何か次への伏線というか……ラケシス的にはバッドエンドになりそうな感じもするのですが……???