ウラガミ・ライフ

空欄に書く気持ち良さとか。

見ました! 仮面ライダーギーツ 最終話 黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!

「黎明Ⅰ」はギーツの初回のタイトル「黎明F」に連想され、これまでの話の中でFはfinalを意味すると説明がありました。

そして初回を意味するIかつけられた最終回、見えてくる展開もあり、それがどのように収まるかという感覚で見ていました。

 

ギーツ、浮世英寿はツムリの銃撃を受けたことで肉体を捨て、魂の存在になり、創世の神の存在になったようですが、これはスエルの目論見とは違っていたようでした。

スエル自体、個別に時間を操るヤバい能力を持っていて、英寿も力を持つ前まで時間を戻されたはずですが……神の前には効果はないようです。

時系列を考えると変な感じにもなりますが、まあ、そこらも凌駕する神の力なのでしょう。

 

その存在になったことで、望みを願いかなう、幸せの総量も関係のない世界に変わりました。

その記憶はこの世界の人には残りません……ただソレをつぐむために、ツムリがこの世界に残っていました。

 

細かいところは、ぶっちゃけモヤモヤは残ります。

結局デザグラ運営はなにがしたかったのか……未来人に好まれるコンテンツを求めたところ、いろいろ空転したあげく、英寿を神にした……という結果論になってしまいます。

すこし迎えたい結果に向かうためにストーリーをコネコネした感じが、デザグラ運営にも、そしてメタ的にも感じました。それがこの作品の大きなモヤモヤでしょうか?

 

ただ、最後が望みが持てる形になって良かったと思います。

実際、誰かの不幸で誰かの幸せが成立することはあるのかもしれません。

今作では、創世の女神が、1人の願いを叶えるためにつかったのが、不特定多数の幸せでした。

このデザグラの仕組みで動く世界は、確かに幸せの総量が有限である世界といえそうです。

このエピソードで、デザグラの、そして未来人の干渉がなくなり、その仕組みがなくなった世界……それがこの今の世界と思えば、個々の願い大事にできるのかなと思います。

 

この一年、仮面ライダーギーツに関わったキャストやスタッフの皆様、お疲れ様でした。

今年も一年が走り切られ、次の一年にバトンが渡ったこと、ありがたくおもってます。

 

皆様の次のステージも、輝けるものでありますように。この経験を活かしてがんばってください。

そして、仮面ライダーも未来に続くコンテンツになりますように……と特オタらしい願いをもって、ギーツの感想エントリもしめます。