物語の序盤は大変平和な光景からスタートしました。
ナダと卓球するコウ、カフェで本を読むメルト、大食い完食するアスナ、留学を夢見るトワ、マスターブラックと修行するバンバ、そして結婚式前日のカナロ……それが全てエラスの見せていた夢……
エラスは、人々を眠らせ、そのエネルギーを使って地球自体を作り直そうとしていました。
夢から覚めたリュウソウジャーに見せつけられたのは、一瞬で街が消えるエラスの力……しかし、エラスが地球から切り離され、一つの生命体になった今だからこそ、エラスが倒せるという希望も見えてきました。
でも……この後のストーリー、リュウソウジャーきっての名シーン、下手したら戦隊の歴史にも刻み込まれた名シーンだったかもしれません。
戦う意味があるか、眠ったままの方が幸せじゃないかというカナロ……強大な力を前に半ば心が折れたように……悲痛にもそのことを口にしていました。
相対して「こっちの都合がある!」と憤るアスナ……見せられた幸せな夢には仲間がいなかったと、こちらも感情のこもった言葉をぶつけていました。
どちらの気持ちもわかる……カナロもアスナも、ずっと見てきたキャラクターです。
このラスボス前の感情を揺さぶるシーン、見応えがありました。
結果としてはカナロも再び立ち上がり、6人の騎士、そして10体の騎士竜が集まりました。
最終決戦……上がってきますね!