私が結構すごいと思っているのは、タイトルの最後に「カイ」をつけるという十字架を外さなかったことです。
さて、ゼンカイジャーらしい全てが丸く収まる最終回となりました。
前のエピソードの最後、介人に憑依した神がトジルギアの装置を起動させていましたが、これはキカイトピアや他世界を封印し、ゼンカイジャーの世界をキカイトピア融合前の状態にしていたと解釈しています。
個人的には「なかったことにするEND」は大変苦手で……若干その空気を感じたので警戒していました。
エピソードの前半はこれまでのストーリーがなかったように進行していました。
両親の失踪もないし、並行世界の発見もされていない。ただ、セッちゃんはちゃんと喋っていましたがw
しかし、自分で記憶を取り戻した介人。そこから神との最終決戦になりました。
最後の決着の付け方はジャンケン……うん、さすがだw
神が出した手が拳のグーに対し、介人の手がゼンカイジャーの名乗りポーズでもあるパー。
名乗りで最終決戦に勝利するというのもスーパー戦隊のシンボリックな部分を感じました。
決戦が終わり、トジルギアの装置が破壊され、全ての並行世界が解放されると……ゼンカイジャーらしいカオスな世界が戻ってきました。
キノコトピアのキノコたこ焼き、チョンマゲトピアとの世界間条約、ニンジンやバナナ、柏餅をかぶる人……なんかジューマンみたいなのいたんですけどw
その中でキカイトピアを良い世界にするために動くステイシー、SDトピアの呪いを解いたゴールドツイカー一家……それぞれの活躍にほっこりする中……ずっとカラフルに留まっていた介人も世界を見て回ることを両親から勧められました。
世界を巡る旅。それは介人を好きで集まったゼンカイジャーのメンバーも一緒。
世界を巡る戦隊というと……某破壊者を思い出しますが……今後もちょいちょい活躍が観れるのかなと感じました。
さて、今回もさまざまな制約の中……むしろそれを逆に生かした作品が作られたと思います。
人間とキャラクターによる戦隊だったり、ライブ合成だったり……そしてその状況に違和感を感じないほどのぶっ飛んだストーリ。45作品目のアニバーサリーということもあり、これまでにないお祭り感がある戦隊でした。
まぁ、色々な状況が重なって、ここまで飛べる作品になったわけで……この1年間はスーパー戦隊好きにとっては貴重な一年だったと感じます。
キャストの皆さん、スタッフの皆さん、今回も素敵な1年間をありがとうございました!
今後もゼンカイジャーのイベントなどあると思いますが、それが終わってからの更なる飛躍を願っています!頑張ってください!
そして……スタッフの皆様、暴太郎戦隊でもお世話になります。
またよろしくお願いいたしますー!!