土日あたり、久しぶりに寄席とかもいいかもなーと考えていた今日の夕方……突然の訃報に驚きました。
子供の頃から笑点でおなじみだった方で、爆笑も取れれば風刺もできる……私の中で「落語家ってこういう人なんだなー」というイメージを固めた方でした。
円楽師匠は「五代目円楽一門会」の所属ということで、私が足を運ぶ落語定席と呼ばれる演芸場には出演できなかったのですが、落語芸術協会との仲もあり、舞台に上がれるようになっていました。
たまたまそれを見かけた2021年10月23日の浅草演芸ホールで、円楽師匠の落語を聞くことができました。
10/23の演目です。 pic.twitter.com/9ecgfgjglg
— 浅草演芸ホール (@asakusa_engei) 2021年10月23日
この日は「猫の皿」を演じています。
私の中での円楽師匠は結構シャープな印象だったのですが、病気をされ戻ってきたところだったか、あるいは年を刻んだからか……話し方にも独特のまろみがあり、演じる「茶屋の爺さん」の人柄もじわじわ出ていたように思いました。
天の世界で師匠の顔の長さを煽り、右の緑の師匠を恐妻家ぶりをつつき、左のオレンジの師匠がする挨拶を客と一緒にやるのを諌める……そんなやりとりをしてもらえればいいなと思います。
ご冥福をお祈りいたします。