なぜ私はこの回をリアタイしなかったんだ!!
見てから相当悔やみました!!
やっぱり晋平太さん出てくるんだったら間違いないです。
一応説明すると、晋平太さんは日本のMCバトルのムーブメントを起こした人の一人。
それまでは、フリースタイルやMCバトルはラッパーの中でも副次的なもの。そのためのスキルを磨くということよりは、ライブや音源を作るという感じでした。
でも晋平太さんは、添え物としてではなく、しっかりフリースタイルの技を磨き、MCバトルに挑み、その結果MCバトルシーンがかつてないほど盛り上がっていったという流れがあります。
B-BOY PARKやUMBなどの有数なMCバトルの大会でも輝かしい成績を残し、以前放送されていた「フリースタイルダンジョン」では、モンスター完全制覇をした最初のチャレンジャーとなっています。彼が対戦したのは初代モンスターの最後の収録の会、つまり初代モンスターの布陣で制覇した唯一のチャレンジャーともいえます。
「リスペクトあってのディスだ!」というのもMCバトルを積み重ねていった晋平太さん監修だからこその話と思います。
そもそもMCバトルでディスるのは、相手を小さく自分を強く見せたり、明らかに強い相手を弱点をついて観客を沸かせるため。つまり相手が強いのを知ってるからディスるわけです。
以前このブログにも書きましたが、どうもニチアサでhiphopが語られる時は、なんか変なステレオタイプになってしまっていたり、80~90年代かな??という雰囲気だったりしたのですが、今回はちゃんと今のhiphopも語られていたのかなと思いました。
もー、なんで仮面ライダーゼロワンのスタッフはMCチェケラの時に晋平太さんに声かけなかったんだ!というかいまだに「チェケラ」ってセンスが「昭和」!!(リスペクトの無いディス)
クランチュラやヨドンナ様はしっかりライムを踏み、高難度のラップになっていました。
「ゲーマー」「ランナー」「アクター」「ドクター」
「私の作戦」「全員愕然」「形勢逆転」
「名前変えなひらめかないキング ネガティブシンキングの弱気ング」
「キラキラしてないただのガキ やめちまえくだらないラクガキ」
わかりやすいライムですが、耳障りもリズムもいい。「キング」で畳みかけたものよかったです。
かたや充瑠はライムは無いが、バイブスで押していくタイプ……でもクランチュラ戦、ヨドンナ戦では少々気持ちが足りなかった感がありました。
でもファイヤ戦は熱かった!
ファイヤは「キラメイジャー」「ティーンエイジャー」「スケッチブック」「力に気付く?」なかなか長い単語でのライムを決めてくる中で、充瑠のバイブスも高まりました。
結構UMBの最終戦とか、フリースタイルダンジョンだと「R-指定VS般若」を思わせるようなディスとリスペクトの打ち合い……名勝負と言ってもいいでしょう。
というわけで、当初心配していたhiphop回でしたが、気がついたらかなり楽しんでしまいました。
数週前の感想なのになんで1000文字超えちゃってんだw