今日仕事で、ある考え方を使ってみたのです。
それが「2因子間網羅」というもの。
といってもピンと来ませんよねー。
来週これを説明を会社の人にしないといけないので、一旦この場を借りて整理しようと思います。
どういうものかというと、組み合わせでのテストを行う場合に使うのですが……例えば以下のような値を取り得る状態があるとします。
- エグゼイド:マイティアクションX, ゲキトツロボッツ, マイティブラザーズXX, マキシマムマイティ, ハイパームテキ(5種類)
- ブレイブ:タドルクエスト, ドレミファビート, タドルファンタジー, タドルレガシー(4種類)
- スナイプ:バンバンシューティング, ジェットコンバット, バンバンシミュレーション(3種類)
もしこれらのすべての組み合わせを洗い出すと、5×4×3=60通りとなります。
このすべてを全部試したとしたら大変です!
1パターンのテストが15分かかるとしたら……15時間かかっちゃいます。
勤務時間で考えたら2日間!
で、愚直に2日間かけるのもいいんですが、これをもっと楽にしようというのが「2因子間網羅」になります。
どういうものかというと、それぞれの「因子」(ここではライダー)の持っている「水準」(ここではガシャット)のうち、2つの因子の間の組み合わせを網羅するという考え方。
なんか大抵のバグは2つの因子の組み合わせ間で起こるという言い伝えがあるそうで…それに基づいた考え方みたいですよ。
で、この組み合わせを作るのには色々ツールがあるのですが…
やってみた結果はこうなります。
|
エグゼイド |
ブレイブ |
スナイプ |
1 |
マイティアクションX |
タドルファンタジー |
バンバンシューティング |
2 |
ゲキトツロボッツ |
タドルクエスト |
バンバンシミュレーション |
3 |
マイティブラザーズXX |
タドルファンタジー |
ジェットコンバット |
4 |
ゲキトツロボッツ |
ドレミファビート |
バンバンシューティング |
5 |
マキシマムマイティ |
タドルレガシー |
ジェットコンバット |
6 |
マキシマムマイティ |
ドレミファビート |
バンバンシミュレーション |
7 |
マキシマムマイティ |
タドルファンタジー |
バンバンシューティング |
8 |
ハイパームテキ |
タドルクエスト |
ジェットコンバット |
9 |
ゲキトツロボッツ |
タドルファンタジー |
ジェットコンバット |
10 |
マイティブラザーズXX |
タドルクエスト |
バンバンシューティング |
11 |
ハイパームテキ |
ドレミファビート |
バンバンシューティング |
12 |
マキシマムマイティ |
タドルクエスト |
バンバンシューティング |
13 |
マイティブラザーズXX |
タドルレガシー |
バンバンシミュレーション |
14 |
ハイパームテキ |
タドルレガシー |
バンバンシミュレーション |
15 |
マイティアクションX |
ドレミファビート |
ジェットコンバット |
16 |
マイティアクションX |
タドルクエスト |
バンバンシミュレーション |
17 |
マイティブラザーズXX |
ドレミファビート |
バンバンシミュレーション |
18 |
ゲキトツロボッツ |
タドルレガシー |
バンバンシューティング |
19 |
マイティアクションX |
タドルレガシー |
バンバンシミュレーション |
20 |
ハイパームテキ |
タドルファンタジー |
バンバンシミュレーション |
みてみると、例えばエグゼイドの「マイティアクションX」はブレイブの4つのガシャットとスナイプの3つのガシャットそれぞれの組み合わせが網羅されている。
これはどのガシャットに対しても言える状態と思います。(多分w)
このパターンで行けば20通り!1パターンのテストが15分かかるとしても5時間ぐらい!素敵!!!
ま、ただしこれは「大抵のバグは2つの因子の組み合わせ間で起こるという言い伝え」を信じることが大前提です。
とはいえ、「なんか技を使ってやりました感」は結構ありますので、使えそうな場面があれば試してみるのもありかもしれません。
どこだ使えそうな場面w